堺市指定有形文化財
石津太神社拝殿保存修理工事(2)

いよいよ落札業者も決まり、工事にかかる準備が始まります


二月十二日、午前十時に役所立ち会いの下開札。
堺市内の、松原工務店に決定し、契約し契約を交わした。
近隣の挨拶に伺い、松原工務店の希望で、鳥居を一時撤去
させてほしいとの希望あり、許可する 


あれ、鳥居がなくなっています。これは、これから始まる工事で、重機が入りますので
一時、解体し工事がスム−ズにいくようとの配慮から外しました。 
 

工事のため拝殿内の神具、全部 を社務所に
移動したため、ガランと広く感じます
 
 
二月二十日の工事打ち合わせから四月六日に資材の
搬入が始まり十三日から素屋根建設が始まりました
 
 
拝殿北側に資材置き場を設け、日々たんかんの
足場が日を増すごとに高く、そびえてきました。
 

正面も、ほぼパイプ組みが終わり足場板が
回廊のようにできあがってきました。 
 
 
南拝殿、南側にスロ−プを付けて屋根の上まで、
いっきに上がることができるようになりました。
その、西側に工事事務所を設けています。
ここは、工事関係者の休憩場所や、打ち合わせの
場所そして道具置き場としてつかわれます、。

 
拝殿北側の資材置き場北回廊、、これで、
拝殿を一周することが可能になりました
 
 
この工事をするきっかけになった梁の部分
地面から垂直に柱で受けています。左横ちぎの上。
 
 
上部写真の下がこのようになっていました。
鎹がぬけ横梁が前へ落ちていました。
 
 
拝殿北側から望む屋根
このあたりは、少し屋根も、瓦もしっかり
しているように見えます。
 

北側の役物がついていた場所です
平瓦は比較的しっかりしているようです。 
 
 
南側の楠の剪定、堺市公園課の職員
文化財課の小林、岡本両氏の立ち会いの下
枝の剪定が時間をかけ、枝を払っていかれました
 

南側井戸館の上からも新しい芽を葺いた枝が
多く出ていました。
 
  
正面右側のそり出した枝、二年掛かりで
葉がしっかりと新芽を付けるようになり、
枝を払うのが、少し寂しいと、役員さんの
本音を聞かされ、最小限度にしていただくよう希望しました。
2年間一生懸命再生を願い手入れをしてくれた役員さんの
努力が実り、新しい葉が元気よく育ってきました。
我舞谷さん、押部さん、中野さん、本当にご苦労さんです。

今後も、暖かく見守っていきましょう。
 
 
この日の最後に、正面に戻り全体の景色を納めました
これで、いよいよ連休明けから、本格的な工事が始まります
まずは、かわらの調査、そして、瓦の撤去、降ろして検査等
新たな段階にすすみます。ご期待ください。
 


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